観葉植物の用土比較検証 #1|有機・無機・ベラボン

4種類の土に植えたカポック 用土

こんにちは

園芸初心者の方はもちろん
趣味と言えるくらい鉢の数が多くなってきた人まで
観葉植物を育成するにあたって用土の最適解を追い求めていると思います。

「とにかく早く大きく育てたい」

「虫が湧かせたくない」

「自分なりのオリジナルブレンドで育てたい」

「部屋で育てるのに土を使うのはちょっと・・・」

色々な悩みがあると思いますが、今回は4種類の用土で同じ観葉植物を育成し

成長が早い用土、管理しやすい用土、本当に虫が湧くのか、もしそうなったらどう対策していくか

数ヶ月〜数年をかけた長いスパンで検証記事を書いていきます

用土以外の条件はほぼ同じにしていきます。

育てる植物

成長が早く、頑強で、どんな環境でも育成しやすいシェフレラ(ホンコンカポック)をチョイス

近くのDCMで売っていたものを4苗お迎え

なるべく同じような生育度合いの株をチョイス

1年で数十センチも伸びることもあるそうなので
用土の比較実験で明確な差が生まれると予想してます

使用する用土

今回使用する土は4種類

市販で買える「無機質用土」と「有機質用土」はPROTOLEAF社の製品を

そして「オリジナル配合の用土(無機質)」

最近流行りの「ベラボンプレミアム」を単体で

PROTOLEAF 室内向け観葉・多肉の土(無機質)

原料:鹿沼土・パーライト・赤玉土
 ※赤玉割合が少なめな印象
肥料配合:有り(速効性肥料・緩効性肥料)

Amazonにて購入

初めて観葉植物を買った時から使用しているがダントツで使いやすい

見た目は土というより砂に近く質感もそんな感じ
微塵が結構出るので面倒でもふるいに掛ける作業はしましょう

良い点:排水性抜群、土の渇きがダントツでわかりやすい、水やりが楽

微妙な点:保水力が若干弱いため水やりの頻度が多くなりそう

PROTOLEAF 観葉植物の土 (有機質)

原料:バーク堆肥・赤玉土・鹿沼土・ココヤシピート・ピートモス・もみがら堆肥・くん炭 等
 ※堆肥やピート系主体で赤玉と鹿沼の割合がかなり少なく感じる
肥料配合:有り(詳細不明)

Amazonにて購入

かなりフカフカで”The土”という感じの質感
匂いも非常に土。黄色い粒が鹿沼土ですね

良い点:有機質入りのため成長速度に期待。

微妙な点:虫湧きリスク、排水性が悪く水やり時すぐ溢れそうになる

自家製培養土(無機質)

原料:左から[赤玉土5、鹿沼土2、日向土2、ゼオライト0.5、バーミキュライト0.5]
※日向土=軽石で代用可能

熱帯植物栽培家・杉山拓巳さんのYouTubeで紹介されている
赤玉土6、鹿沼土2、軽石2のいわゆる「622配合」を少しアレンジ

赤玉土を1割減らす代わりに、バーミキュライトで保水力、ゼオライトで保肥力を増強し

この用土に規定量のマグァンプKを混ぜ込みます

良い点:植物に合わせた配合ができる、鉢単位で考えると経済的、玄人感

微妙な点:各土の置き場所が必要、配合が面倒

ベラボンプレミアム

原料:ココヤシ(ヤシの実チップ)
肥料配合:無し

近くの園芸店にて1200円ほどで購入
他の用土に比べると高い

土というより木屑

良い点:とても軽い、清潔、

微妙な点:軽すぎるため屋外では使え無さそう、保水力が少なく水やり頻度が多くなりそう

植え替え準備

プレステラ90に鉢底石として日向土の小粒を1cm前後敷き詰める
※画像は全部入ってますがベラボンプレミアムに植え替える鉢は鉢底石を無しに

だいたいどの苗も同じような根っこ

根を傷つけないように元の土を優しく除去
(ベラボンへ植え替える苗は水洗いで完全に落とした状態で植え替え)

植え替え後

左から「無機質」「有機質」「オリジナル」「ベラボンプレミアム」

オリジナル配合の苗が一番成長してくれると嬉しいが
果たしてPROTOLEAF社の有機質用土に勝つことはできるのか

はたまた謎にベラボンが一番成長してしまうのか

そして有機質用土は本当に室内管理でもコバエやきのこが湧くのか

乞うご期待ください

つづく

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