梅雨入り前に迎えたフィカス・ベンガレンシス
成長真っ盛りの時期をまるまる室内環境で育成しました
3ヶ月間で葉の数も背丈も倍以上に成長してくれた記録をご紹介します
2025年5月31日|初の植え替え

近くのホームセンターで購入後、3日間ほど日陰で養生させてから植え替えました
葉の数:4枚
天芽も動いており、この時点から調子は良さそうです
2025年6月28日|針金での曲木に挑戦

葉の数が4枚→5枚に増えてさらに新芽がすぐ展開しそうな様子
盆栽用の針金で曲木に挑戦してみました。
まだまだ苗木のため、幹も木質化しておらず
簡単に曲げることができましたが・・・
2025年7月17日|針金を除去することに

あれからさらに3週間ほど経過し
天芽ギリギリまでかけた針金もどんどん置いていかれるほど成長
そして幹の太さの成長も著しく、針金がかなり食い込んでいる様子でした


泣く泣く針金を除去することに
幹の拡大写真が無く、わかりづらいですが
同じ時期に針金をかけていたウンベラータと同じような状態に・・・
こちらのウンベラータ育成記録の記事の中でも
針金での曲木で傷ついた幹を紹介しております
成長の早い春〜秋にかけては針金での曲木は非推奨
支柱+麻紐などでやる方が良いでしょう
2025年8月6日|幹の修復スピードがすごい

また3週間ほど経過し、葉の数は8枚と初期の倍にまで成長

針金の影響でかなりボコボコになっていた幹もほとんど目立たないくらい修復
恐るべし植物の自己治癒力


葉の数、色、厚さすべてが順調で新芽もまた開いてきそうな予感
2025年8月18日|止まることのない成長

さらに10日後の様子
新芽も良い大きさで展開し、合計10枚
この10日間で2枚増えたことになります



ダイジェスト
この約三ヶ月間の成長を並べてみました





葉の数は4枚から10枚に
背丈は正確には測定できていないものの、おおよそ倍には成長したかと思います
育成環境
置き場所
東向きの窓際で毎朝、日の出〜10時ごろまでガラス越しの直射日光が照りつける環境
10時以降もある程度の明るさはありますが、植物用のLEDライトで9時間ほど保光

室内の植物達はほとんどこの窓際にて管理しています
真夏の直射日光でも葉焼けやシミなどの症状はほとんど無く
東向きの窓際は、こと日当たりの面では抜群の育成環境ということが証明されました
用土
今回は室内環境のため、無機質のみの用土を使用していきます
PROTOLEAF 室内向け観葉・多肉の土(無機質)


原料:鹿沼土・パーライト・赤玉土
※赤玉割合が少なめな印象
肥料配合:有り(速効性肥料・緩効性肥料)
酸性寄り、排水性が良く、肥料配合もされている
室内環境のフィカス類にとってはこの用土が最適解になりやすい
水やりと肥料
フィカス属はとにかく「肥料喰い」で「水が大好き」です
※常に湿っている状態は嫌います。
乾湿のメリハリ、肥料切れさせないことが大事
水やり
表土が完全に乾き切ったら鉢底から流れるくらいたっぷり
雨が続いたり湿気が多い場合は3日に1回
ほとんど2日で完全に乾ききるくらいの頻度でした
浴室のシャワーで水やりをするので葉水も同時に
ほこりや葉に付着した虫なども水圧で流していきます
肥料
コンセプトは規定量より薄く・少なく・頻度を多く与えていく
品名 | 種別 | 成分 | 濃度 | 頻度 |
---|---|---|---|---|
マグァンプK | 元肥 | N6-P40-K6-Mg15 | 規定量 | 植替時に用土へ混ぜ込み |
ハイポネックス原液 | 肥料 | N6-P10-K5 | 1000倍 | 5日に1回 |
微粉ハイポネックス | 肥料 | N6.5-P6-K19 | 1000倍 | 10日に1回 |
リキダス | 活力剤 | コリン、フルボ酸、アミノ酸、etc | 500倍 | 5日に1回 |
メネデール | 活力剤 | 二価鉄イオン | 200倍 | 植替後や調子が悪そうな時 |
今後の育成方針
植え替えをしてまだ3ヶ月ですが、鉢の底から根が出てきそうなくらい
猛烈なスピードで成長しているので、1シーズンで2回目の植え替えを企み中
現在は100円ショップのプラスチック鉢ですが
ここから冬に向けて保温効果・通気性もある
「素焼き鉢」もしくは「駄温鉢」で植え替えてみようと思います。
用土もオリジナルブレンドの配合率を試行錯誤し
植物に応じて割合を変えれる程度には、それぞれの特性が分かってきたので
次回はその植え替えをご紹介しようと思います
つづく