「冬は植物の成長を諦める季節」
……そう思っていませんか?
寒さにただ耐えるだけの植物たちを眺めるのは、園芸好きにとって一番辛い時期ですよね。
でも、実は「冬こそが最も成長を実感できるシーズン」に変えられるとしたらどうでしょう。
今回は、初期費用数千円、ランニングコストは月数百円から始められる
「冬のブースト園芸」を数ヶ月に渡る育成比較画像とともに紹介します!!
水やりや肥料について
ヒートマットがある株達は基本的に成長期と同じ感じ水やり頻度かつ肥料頻度です。
大体が
- 水やり:2〜3日置き
- 活力剤:1週間置き(リキダス・X energy交互に)
- 肥料:1〜2週間置き(ハイポネックスの原液と微粉を交互に)
肥料焼けや枯死した株は現時点で無いので
少しでも成長の動きが見られるようであれば与えて問題無いと結論づけました。
ただし、肥料も活力剤もシーズン(4~10月)と比較して倍の希釈率で施肥しています。
環境について
室温
室温は最低でも10~11度前後、最高で20度くらい(暖房)
平均して15~16度前後で推移しています。

湿度

湿度は暖房をつけっぱなしにする日などは40%台まで下がりますが
その際は葉水をこまめにやるようにしました。
寝る前に洗濯物を部屋干しすることで、夜間の湿度は60%以上を目指し
全体的に55%~58%前後が平均といった感じ。
4枚のヒートマットは全てBrim社の同じ製品
24hフル稼働で約5ヶ月間使用しましたが、現在に至るまで問題ありません。
場所①ヒートマット✖️BrimFloraクリップライト

※画像左側は2ヘッドの暖色系です
光量を10段階まで変調可能
3h,9h,12hの自動ON/OFFタイマー付き(毎日10:00点灯/22:00消灯等)
機能性としては以下二つのライトと比較しても非常に使いやすい。
しかし、意外とアームの固定が難しいのと、鉢と同じ台に設置する場合はサイズが限られる
背の高い植物に使う場合は別途クリップする場所を設ける必要がある
(右側のライトは見切れてる部分に高さ+30cmほどの棚があり、そこに付けています)
場所②ヒートマット✖️Brimパネルライト

※45Wと65Wがあります。
光量は45Wでも申し分なく、少し熱を持つもののそれが逆に冬の間はGood。
高さ調節はラックに依存するので設置の自由度は低い。
一時期、パキポディウム・サンデルシー(白馬城)を
ライトまで6cmほどの距離で照射してましたが、1日で葉焼けしました。
幼苗・実生などの背丈がまだ低いもので揃えるのが良さそう。
むしろ3段ラックなどで実生の発芽管理するときはこれ一択だと思う。
場所③ヒートマット✖️Brim SOL✖️HaruDesign

後列に背の高い植物を置くことで全体の光量を調節しています。


左二つのライトが植物育成ライト(Brim社とHaruDesign社)
右三つは入居時から設置されているライトです。
照射距離が1m以上離れてますが数でカバーするスタイルに
この二つ、正直ほぼ一緒です。
HaruDesign社の方は広角照射できるレンズを後付けできるようになっています。
これ単体で使えないので別途ソケット(E26口金)も買いましょう。
場所④加温無し✖️Brimパネルライト

アデニウム、パキポディウムの実生達です。
歯抜けになっている部分は生育の良い株を途中から
②ヒートマット✖️Brimパネルライト
へ移したためです。
実生育成についてはこちらをご覧ください
場所⑤加温無し✖️微補光

置き場所がなかったため、はみ出した子達です。
フィカスやモンステラなど、比較的耐寒性がある植物達をこのスペースに
場所①ヒートマット✖️BrimFloraクリップライト
フィロデンドロン・バーキン
DAISOフィロデンドロンです。
2025/10/10

2025/12/19

2026/02/24

ようやくバーキンらしい、白斑の新葉が出てきました。
2026/03/08

温度管理ができていれば真冬でも植え替えれます。
フィロデンドロン・ピンクバーキン
2026/01/22

2026/03/09

フィロデンドロン・クッカバラ
こちらもDAISO産
2025/09/15

2025/10/29

2026/03/09

暴れる気根。乱れる樹形。
真冬でも成長してくれるのは嬉しいがこの気根を鉢の中に誘導していくのが面倒
用土は無機質なので固く、誘導しても潜ってくれるかどうか・・・といった感じです。
気根の伸びやすいアロイドたちは有機質の柔らかい土がいいかもしれません。
コーヒーの木
2025/08/27

三本寄せ植えの状態
この時は幹が細く、か弱い印象でした
2025/12/19

2026/02/24

2026/03/08

パンダガジュマル
2025/08/17

2025/10/10

2026/03/07

10月からさらに葉の密集具合が高まり、主幹も一回り太くなった印象。
フィカス・ベンジャミン・シタシオン
2025/08/23

2025/10/10

2026/03/07

普段見ていると成長を実感しにくいですが
並べてみると葉の数、幹の太さ、背丈も少し伸びています。
環境変化に敏感で、すぐ葉を落とす品種らしいですが
今の所順調に成長してくれています。
フィカス・バーガンディ
2025/08/23

2025/10/10

2026/03/08

この置き場所で成長が止まってしまった数少ない一つです。
素焼き鉢で乾きすぎたのか用土が合っていないのか
たまたまなのか
これ以外にも、秋前に素焼きに植え替えた株たちの成長が鈍化しているので
室内環境*素焼きの相性が良くないのかもしれません
クワズイモ
2025/09/15

2025/10/10

2025/12/19

2026/03/08

バーガンディと同じく素焼き鉢に植え替えたDAISO産のクワズイモ
新葉こそ展開していますが伸びが悪く、鉢を見て貰えば分かる通り
明らかにカビてます
サーキュレーターを二発フル稼働させており、風はしっかり循環していますが
それでも室内環境と素焼き鉢は相性悪そうですね
パキポディウム・サンデルシー(白馬城)
2025/08/17

2025/10/10

幹の太りが素晴らしいシーズン中の成長でした。
2026/03/11

こちらは保温・保光し始めたのが遅かった(12月ごろにこちらに移動)ため
ほとんどの葉を落とし、成長は止まっていました。
3月11日現在、新芽が動き出しそうな様子

②ヒートマット✖️Brimパネルライト
フィカス・ジン
2025/08/23

2025/10/10

2026/03/07

11月ごろで成長が止まっていたため、1月末ごろに植え替えを実施しました。
市販の無機質から有機質+ベラボンプレミアムの混合用土へ変更し
程なく成長を再開させたタイミングです。
フィカス・アルテシマ
2025/08/23

2025/10/10

2026/03/07

フィカス・ジンと同様に成長が鈍化していたため有機質+ベラボンプレミアムへ植え替え
フィカス・リン
2025/10/10

2026/03/07

ヒートマットを入れた瞬間から成長が活発になった鉢です。
“駄温鉢”も多孔質で乾きが良く、素焼きほどカビが生える様子もないので
室内環境でも抜群にお勧めできる素材です。
フィカス・ペティオラリス
2025/08/25

2025/10/29

2026/03/07

11月中旬ごろ、少し遅れてこの場所へ移した株です。
葉を少し落とし、萎れも見られますが
塊根部分はどんどん成長しています。
フィカス品種ですが生態はほとんど”塊根植物”で休眠すると葉を落とします。
休眠させるとシーズン突入後の立ち上がりも遅くなるので
真冬突入前に無理やり起こしにかかった感じです。
アガベ
2025/08/17

2025/10/10

2026/03/07


初めてのアガベでかなり過保護気味に育てている鉢です。
用土は軽石主体の水はけ全振り構成のため
冬でも4日1回くらいは水やりしています。
成長がすごいと見るか、徒長と見るか
いまいち正解がよくわかりませんが、大きくなっていることに変わりはないので
このまま過保護継続していきます。
5月以降は屋外管理の予定です。
場所③ヒートマット✖️Brim SOL✖️HaruDesign
フィカス・ソフィア
2025/08/17

2025/10/10

2026/03/08

10月→3月で実に4枚以上の新葉を展開させています。
フィカス・ティネケ
2025/08/17

2025/10/10

2026/03/08

ソフィアと同じく月1程度で新葉の展開
フィカス・リラータ(カシワバゴム)
2025/08/17

2025/10/10

2026/03/08

フィカス・ルビー
2025/08/17

2025/10/10

2026/03/08

ガジュマル
2025/08/17

2025/10/10

幹が若干太くなったのみで新葉の展開はほとんど無しのシーズンでした。
2026/03/08


幹も一回り大きくなり、新葉も冬とは思えないほど展開
根詰まり気味だったため植え替えを実施した直後の様子。
中国ガジュマル
2025/08/17

2025/10/10

2026/03/08

実生パキラ
2025/08/17

2025/10/10

2026/03/08

カポック
2025/08/19

2025/10/10

2025/12/21

2026/03/08

100鉢以上の植物を育成してますが、ダントツで成長している本種
用土比較実験をしているうちの一つ。
ぜひこちらもチェックしてみてください
有機質用土がハマった時の凄まじさを実感しました。
場所④加温無し✖️Brimパネルライト

アデニウム(アラビカム、タイソコトラナム、オベスム)、パキポディウムの実生1年生たち。
11月ごろから完全に生育がストップしました。
場所⑤加温なし・微補光

ラックの外側、床にほぼ直置きしている鉢達。
パネルライトやダクトレールライトのおこぼれを貰っている感じです。
フィカス・ウンベラータ
2025/08/10

2025/10/29

2026/03/10

10月から新葉の展開は無し

まだまだ動き出しそうにないです。
フィカス・ベンガレンシス
2025/08/18

2025/10/10

2026/03/11

こちらも新葉展開無し
素焼き鉢がカビですごいことになっています・・・

まだまだ動く気配なし。


根はかなり動いている様子ですが
上半身はほぼ動かず。
素焼き鉢はとにかく乾きが早いので水やりの感覚を掴むのが非常に難しい。
環境にハマれば素晴らしい鉢だと思うのですが・・・
モンステラ
2025/08/17

2025/10/10

2026/03/09

冬の間に一枚新しい葉が展開しましたが
それ以上に枯れていく葉が多かったです。



フィカス・ルビキノーサ(フランスゴムの木)
2025/08/17

2025/10/27

2026/03/11

加温なしで唯一、爆成長している株です。
新芽の数、幹の太り、気根の伸び
どれを取っても加温&補光している株のような成長
フランスゴム自体が耐寒性強いのか、鉢との相性がいいのか、土が合っているのか
はたまたただの強い個体なのか
購入から即成長スイッチが入った株なのでこれから成長シーズンになりますが
非常に楽しみです。
フィカス・ルビキノーサ(フランスゴムの木)についてはこちらもご覧ください。
電気代について
京都市内で関西電力です。


導入し始めたのが10月の末ごろから
前年同月で比較すると1月が跳ね上がっていますが、ここはセラミックファンヒーターをガンガンに稼働させていた影響です。
結局、暖房18度設定が室温的にも最適解と分かったので2月で比較してみましょう。
2025年2月:9,400円
2026年2月:13,195円
約4,000円アップ
- ヒートマット:4枚(34度〜40度設定)
- Brim Flora(クリップライト):2台
- Brim Panel A:2枚
- Brim & Harudesign ソケットライト:2個
- 室内サーキュレーター:2台
- ラック用ミニサーキュレーター:2台
- 住居用スポットライト:3個
上記を9:00〜24:00ごろまで毎日15時間ほど稼働
ヒートマットとサーキュレーターはほぼ24時間フル稼働
この状態で4,000円アップなのでかなり安上がりだと思っています。
まとめ
- 重要度は「温度>光」
- 室内で素焼き鉢はカビ発生リスク大
- ゆっくりでも成長している株には肥料を薄めでやる
- 人間が心地よい温度+数千円で冬でも園芸が楽しめる
もうすぐ4月
園芸シーズンがようやく訪れますね。
植え替え作業、屋外管理、新しい植物の迎え入れ
今シーズンは更に記事を増やしていきたいと思います。
終わり





